2024年1月3日

三が日も終わりなので帰省から帰ってきた。
地元は九州なのだけど、年末年始は飛行機が高すぎるので毎年新幹線を使っている。
新幹線だと博多東京間で大体5時間かかるので結構きつい。
ただ、スマホタブレットぐらいしか触れるものがないので、逆に本を読む良い機会にはなっている。

行き帰りの新幹線で
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書) | 大谷 崇 |本 | 通販 | Amazon
という本を読んだ。
ペシミズムの思想家シオランの生涯とその思想についての本だが、「自殺の遅延としての人生」とか「人生に意味はないということが生きる理由の一つになる」とかそういうことが書かれており、最近似たようなことを考えていた自分にとってはとても興味深かった。
僕は究極的には全ての物事は無意味だと考えている。
なぜなら、いずれ人間は滅びて地球や太陽さえ無くなってしまうから。
また、自分にとっての世界は自分が認識できることだけなので、死んでしまえば主観的には世界が終わる。
なので、結局自分の人生にとって意味があるのは、自分が感じる快不快だけだと思っている。
こう考えると失敗を過度に恐れる必要がなくなって気が楽になる。
が、これは結構最近得た考えなので、普段の生活ではまだ今までの考え方によって失敗を恐れることが多い。
もっとどんな失敗も無意味だと思えるようになりたい。